そうだ、ブログを書いてみよう!

とりあえず日々のことを書いていきます。

2017年12月 読書メーターまとめ

2017年12月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4826ページ
ナイス数:177ナイス

https://bookmeter.com/users/733042/summary/monthly
■十五歳の戦争 陸軍幼年学校「最後の生徒」 (集英社新書)
日本人は死を美化したがるというか、とりわけ戦死に関しては特別扱いする傾向があると思う。
「戦争反対」と声高に叫ぶよりも、第三章に書かれていることを伝えていくほうが、平和への提言にもなるのではないだろうか。
戦争を経験して、生きてきた年長者の言葉は重みがあると思った。

読了日:12月02日 著者:西村 京太郎
https://bookmeter.com/books/12167391

■スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
スープ屋しずくシリーズ3巻目。
これまでの話では理恵の職場の人や露ちゃんに関係することが多かったけど、今回はしずくの他のお客さんの話も多いような気がする。
その分、理恵の後輩伊予の影が薄い感じがした。
今回も美味しそうなスープがたくさんで、読んでてお腹が空いてきた。
そして、しずくのようなお店が近くにあったらと思った。
読了日:12月03日 著者:友井 羊
https://bookmeter.com/books/12378870

■オブリヴィオ
最初は気味が悪くて腹が立って嫌だなと思ったが、森二が真相を知ったせいか、ラストはそんなに嫌な感じはしなかった。
できれば、森二と冬香、沙羅のその後の話を読んでみたい。
読了日:12月05日 著者:遠田 潤子
https://bookmeter.com/books/12367986

■ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話
この本を読んでいて、自分のなかで「死を恐れる気持ち」や「死への恐怖心」が薄れていると感じた。
ただ、家族や友人、身近な人がいなくなるのは怖いかもしれない。
そんなことに気付かされました。

読了日:12月05日 著者:上橋 菜穂子,津田 篤太郎
https://bookmeter.com/books/12324822

■鹿の王 1 (角川文庫)
ヴァンとユナの姿は『精霊の守人』のバルサとジグロの姿を重ねてしまう。
ヴァンとホッサルがどんな感じで出会うのか、すごく気になる。
読了日:12月08日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/11994147

■山女日記
短編としても楽しめるが、全ての章がつながっているので、繋がりを探しながら読むことができる。
登場人物が抱えている葛藤や模索する姿が山登りを通して描かれる。
自然と向き合うことで「自分の心とも向き合う」という感じなのかな。
読了日:12月09日 著者:湊 かなえ
https://bookmeter.com/books/8159293

■(132)トップスケーターのすごさがわかるフィギュアスケート (ポプラ新書 な 7-1)
グランプリファイナルを前に読んでみた本。
フィギュアスケートのルールや採点方法、ジャンプやステップの種類がわかりやすく書かれている。
新聞の見方については、ファイナルの期間中参考にしてみました。
この本を読んで、中野さんの解説も聞いてみたいなと思いました。
読了日:12月11日 著者:中野 友加里
https://bookmeter.com/books/12210954

■キラキラ共和国
『ツバキ文具店』の続編で、鳩子と守景さんが結婚する所からはじまる。
同じ現代が舞台なのに、現実よりもゆっくり時が流れているような気がする。
この本を読んだ後だったためか、仕事で送るメールを便せんに書いて送ったらどうなんだろうと思ってしまった。
最近、手紙自体書いていないし、せめて年賀状の宛名くらい手書きにしてみようかと考えている。
読了日:12月13日 著者:小川 糸
https://bookmeter.com/books/12362752

■コタローは一人暮らし 1 (ビッグコミックス)
4歳のコタローがアパートで一人暮らしを始める所からスタート。
親がいない分、アパートの住人たちが親代わりにお世話を焼こうとする。
ラストでコタローの親のことが微妙に出てくるが、今後の展開にどのように関わってくるのだろうか。
色々と気になるマンガである。
読了日:12月14日 著者:津村 マミ
https://bookmeter.com/books/9993820

■物語と歩いてきた道 インタビュー・スピーチ&エッセイ集
上橋さんの講演やエッセイをまとめたものであるが、生い立ちから学生時代、文化人類学者、作家になるまでというように、上橋さんの人生、歴史が刻まれている。
特に文化人類学者としてのフィールドワークである「アボリジニ」の話が興味深かった。
読了日:12月18日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/12368422

■牡丹色のウエストポーチ: 杉原爽香〈44歳の春〉 (光文社文庫)
毎年秋になると待ち遠しくなる杉原爽香シリーズも30作目。
毎回ドタバタしているが、今回は爽香の兄充夫が亡くなるなど作品も転機を迎えている。
いつもハラハラさせられる夫の明男が今回はおとなしかったのが気になる。

読了日:12月18日 著者:赤川 次郎
https://bookmeter.com/books/12285117

■ランチ酒
タイトルに惹かれて読んだ本。「見守り屋」という職業、はじめて聞くけど、似たような仕事はありそうだし、あればあったで需要があるとも思う。
一日の最後の食事がランチって不思議だけど、仕事のあとのお酒は美味しいだろうな。
続編が出るの期待しています。
読了日:12月20日 著者:原田ひ香
https://bookmeter.com/books/12438984

■逃避めし
今年のはじめに某新聞で知って、ずっと読みたいと思っていた本。
吉田さんと同じ岩手県出身の母が「しょっぱいと言うあたりが東北の人だねぇ」といっていたが、落胆ちらし寿司とか具は多少違うけど、写真を見る限り母が作るのと似ていて、嬉しかった。
「ハチノコご飯」みたいな特殊な材料を使わなければできない料理もあるが、基本的には家にある材料で作れる料理が多く、気軽に挑戦できそうなのが良い。
さっそく「塩バタースープ」に挑戦したが、美味しかった。
それから、姫路の「駅そば」は食べてみたい。

読了日:12月22日 著者:吉田 戦車
https://bookmeter.com/books/3889100

■あの子が結婚するなんて
現代の結婚式というものがよくわかるお話。
二人の馴れ初めを紹介するビデオや「ブライズメイド」「ブライダルシャワー」とあり、読んでて「なんだかなぁ」と思った。
結婚式をテーマにしているが、女友達に対する不満や怨念みたいのがすごくて、ちょっと怖いなぁというのが本音です。
ザコンなのは構わないけど、息子のデートに着いてくる母親ってどうなの?私は嫌だ。
女の幸せというよりは、人の怖さがわかる物語でした。


読了日:12月24日 著者:五十嵐 貴久
https://bookmeter.com/books/11814059

■名前をうばわれた少女―わたしはエファじゃない
中学生位の頃だと思うが、ミラダのようにナチスアーリア人政策により、ドイツ人の養女になった女性の話をテレビで見た。この本を読んで親や兄弟を失うだけでなく、言葉や名前も奪われたんだと思うとやりきれなかった。
ミラダやその家族、リディツェの住民たちがなんで逮捕されなければならないのだろうと思いながら読んでいたら、あとがきに「ハイドリヒ暗殺計画」のことが書かれており、罪のない人たちが犠牲になったのだと知り、なんたることだと思ってしまった。
読了日:12月26日 著者:ジョアン・M. ウルフ
https://bookmeter.com/books/5485511

■ひとめぼれ
『ひとめぼれ』というタイトルの通り恋の話がメイン。
このシリーズ、吉五郎の義父小十郎がこんなに出てきたことはあっただろうか?小十郎が目立ってしまい、吉五郎の影が微妙に薄いような気がする。
最初の「わかれみち」は、前作からの続き?もう一度読み直さねば。

読了日:12月27日 著者:畠中 恵
https://bookmeter.com/books/11607311

シネマコンプレックス
シネコンで働く、フリーター、主婦、学生、それぞれの立場から見たクリスマスイブの映画館が時系列で描かれている。
365日休みなく営業している映画館は、子どもから大人まで幅広い年代の人が訪れる場所。
だからこそ、働く人にもお客にもいろんな物語があるんだろうな。
クレーム対応の仕方とか勉強になりました。


読了日:12月28日 著者:畑野智美
https://bookmeter.com/books/12451795

■さよならドビュッシー
最初の火事以降、ヒロインの周りで起こる事件が唐突過ぎて違和感を感じた。
事件の推理よりも、ヒロインを取り巻く環境が凄まじくて、最後のどんでん返しもつけたしの様にしか思えなかった。
岬がヒロインにかける言葉に救われた。

読了日:12月30日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/305786


読書メーター
https://bookmeter.com/

読みたいと思っていた本が読めて

割と面白い本が多かった月。

上橋さんの本は、面白かったな。